会社を取り巻く環境は自分たちの力ではどうしようもないことが多く、与えられた環境に順応し、自分の力でその環境をメリットにしてゆくかしかありません。公共投資の減少、鉄鋼原料の高騰、アジア諸国の経済発展など、現在、会社を取り巻く環境は私たちの力ではどうすることもできないことばかりです。でも、その中にビジネスチャンスを見出していかなければなりません。嘆いている暇があったらまず自分でできることを確実に行うことが重要です。二極化が叫ばれだして久しいのですが、今は同一業種の中での二極化が進んでいると感じています。我社と同じようにプレスと溶接機が主たる設備の製造業の中でも勝ち組と負け組の明暗がはっきりしてきました。明暗の原因は会社としてやって当たり前のことを確実にやってきたかという事にあると思います。会社としてやって当たり前のこととは、
1.品質の向上による顧客満足度のアップ(仕入先を含む利害関係者からの信頼度向上
2.要員のレベルアップ(技術、モラル、安全感覚、適正配置)
3.手形商売からの脱却(脱土木マーケット、脱土木資材)
4.確実な債権の回収(回収サイクルの短縮化、与信管理)
5.無駄のない経費支出(間接部門の多能化、不適合の減少、資材の有効活用、適正在庫)などです。
従来からも私たちが実施してきたことばかりであり、目新しいものではありません。確かに日々の進歩は小さくても、上記の件についてはそれなりに成果が上がりつつあり、着実な進歩が実感できます。拙いながらも進みだした社内のIT化、納期を今まで以上に念頭において仕事を進める人や時間を有効に利用しようとする人が増えたこと、不適合の真の理由を探ろうという動き、原価を念頭に置いた製作活動の活発化など。数年前には考えられなかったことが現実のものとなっています。今年、会社の黒字基調が定着するかどうかは、上記の会社としてやって当たり前のことを当たり前にやる、しかもレベルとスピードを上げる事ができるかどうかにかかっています。